略歴
フィレンツェ大聖堂ドームの構造特性と架構法に関する研究で博士の学位(東京大学)を取得後、イタリアにおける建築遺産の保存と活用に関する研究に携わる。その間、フィレンツェ大学、トリノ工科大学、パドヴァ大学で研究や教鞭を執る。ラクイラ地震では文化庁から日本代表団の一員として現地に派遣され、その後は、歴史的建造物に関する研究プロジェクトを進めている。ユネスコの承認を得て、世界遺産「モデナ大聖堂とグランデ広場」の構造ヘルスモニタリングを実施中。
平成28年度より、「ブータンにおける組積造建築の地震リスク評価と減災技術の開発(SATREPS)」と「歴史的建造物のオーセンティシティと耐震性確保のための保存再生技術の開発(基盤研究S)」を実施中。
受賞歴
平成9年6月(1997) | 日本コンクリート工学協会優秀講演賞 「ハギア・ソフィア大聖堂を中心とする歴史的建築物のモルタルの変形について」 |
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平成10年5月(1998) | 日本コンクリート工学協会賞(奨励賞) 「ハギア・ソフィア大聖堂を中心とする歴史的建築物のモルタルの力学特性に関する研究」 |
平成21年6月(2009) | First Honourable Mention H.W.H (Timber) West Best Paper Award Eleventh Canadian Masonry Symposium “Shaking Table Tests on Two Multi-Leaf Stone Masonry Buildings” |
平成26年3月(2014) | Best Paper Award International Conference on Preservation, Maintenance and Rehabilitation of Historical Buildings and Structures “Pull-own Test of the Rammed Earth Walls at Paga Lhakhang in the Kingdom of Bhutan” |
平成30年10月(2018) | 国際共著論文プラス1運動 名古屋市立大学 |
令和2年10月(2020) | 国際共著論文プラス1運動 名古屋市立大学 |
令和3年 8月(2021) | Best Paper Award 2020, Japan Architectural Review Noriyuki Takahashi, Yusuke Katakai, and Takayoshi Aoki “Optimal structural restoration of historic building in Japan considering lifecycle seismic loss analysis” JAR, Volume 3, Issue 3, Pages 284-297, 2020 |
令和3年10月(2021) | 国際共著論文プラス1運動 名古屋市立大学 |